【タイトル】

羽が少し欠けたチョウ

【本文】

朝、アゲハチョウが羽化していました。年中組が見守っていたチョウです。しかし、よく見ると羽が欠けていました。羽が欠けたチョウは飛べるのか・・・・・。これまでのチョウは、勢いよく飛び立ちましたが、このチョウはなかなか飛び立ちません。「飛ばないね」「羽をセロテープで貼ったらどうかな。人も絆創膏はるよ。人と同じだよ」「羽の粉が無くなってしまうと飛べなくなるんだよ」チョウを囲んでいろいろな発言がでていました。担任は、もし飛ばなかったら、保育室で育てようと考えていました。ところが、その時、飛び立ったのです。一瞬、喜んだのですが、明らかに、これまでのチョウとは動き方やスピードが違いました。チョウは高く舞い上がりましたがフラフラしているようにも見えます。見ている側にとっては、複雑な気持ちが残されました。これでよかったのか・・・・自然は、様々な感情をもたらしますね。

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