カテゴリ:こどもたちの学び
午後の外遊び
午後は、日陰になる園庭。
午前中は、暑いため、室内遊びでしたので、午後は戸外で遊びました。
年少ふたば組は、園庭に大きな白いラインを描き、その線の上を走ります。そして、その線は築山も通っていたり、くねくねしたりしています。こどもたちは、元気いっぱい楽しく走っています。
年長は、「イネに虫がいる!」と大騒ぎ!「何の虫だろう?イネがたべられちゃう!」と心配するこどもたち。しかし、図鑑には載っていない。そこで、用務主事さんから、濃いめのコーヒーをかけるといなくなるという情報を得て、かけてみることに・・・・さて、どうなるかな?
午後のエピソードを1つ「アゲハチョウへのやさしさ」
園庭の隅で、年長児のAちゃんが小さな透明容器を手にしていました。中には、ひらひらと羽を動かすアゲハチョウ。その様子に気づいた私が「羽が折れないかな?」と声をかけると、Aちゃんはハッとした表情で容器のふたを開けようとします。
その瞬間、近くにいた年長児Bちゃんが「ダメだよ!」と声をかけて止めました。Aちゃんは手を止め、困ったようにBちゃんを見つめます。
するとBちゃんは、「○○ちゃんが捕まえたんだよ」と、実はそのチョウは年中組のCちゃんが見つけたものだと教えてくれました。どうやら、Bちゃんは“人のものを勝手に逃がしてはいけない”という思いやりから止めたようです。
AちゃんとBちゃんは、すぐにCちゃんのもとへ向かい、「羽が折れそうだから逃がす?」と相談。Cちゃんは「うん!逃がす!」と笑顔で答えました。
3人は一緒に容器のふたを開け、「げんきでね!」と言い空を見上げました。アゲハチョウはふわりと舞い上がり、青空の中へと消えていきました。
子どもたちのやさしさと、互いを思いやる姿が光った、心温まる瞬間でした。
公開日:2025年09月18日 19:00:00